【映画】ふしぎの国のアリス【感想】
キングダムハーツやってたら無性にディズニー映画見たくなったのでまずアリス。
時代背景
1951年7月28日にアメリカで公開。1953年8月19日に日本で公開。
ウォルト・ディズニーの長編作品の13作目。(19作目まではウォルト制作)
第二次世界大戦が終わったのが1945年。ファッションとかはヘアースプレー(1962年)とかのイメージ?ローマの休日が1953年に公開。オードリー全盛期!
原作である「不思議の国のアリス」(著:ルイス=キャロル)は1865年にイギリスで出版された。
1837年から1901年はヴィクトリア女王が統治していた時代で「ヴィクトリア朝」とよばれる。コナン=ドイルもこの頃の作家。
時代のイメージとしてはシャーロックホームズや黒執事やエマ。
(アメリカだと南北戦争やってたり、リンカーンが大統領してたり。
大草原の小さな家が1870年代から1880年代の西部開拓時代。
フランスだとナポレオンが1851年に皇帝に即位してたり、
日本は桜田門外の変やってる。)
あらすじ
姉と歴史の勉強をしていたアリスは、服を着てしゃべるうさぎが目の前を「遅刻だ!遅刻だ!」と言いながら走っていくのに驚き、なぜか執拗に追いかけはじめる。
穴を転げ落ちるとそこはふしぎの国だった…
感想
・もうアリスのビジュアルがかわいい。金髪ロングの美少女が水色エプロンドレスを着てるってもう最高。
今時のアニメを見慣れてるせいか、アリスの足が健康的に見えるけど、実際に声を演じた13歳の女の子をトレースしてるからだそう。
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えっもう演じてる子がめちゃくちゃかわいい…最高…
最後に見たのが多分小学生あがるかあがらないかくらいだったのでかなり新鮮な気持ちで観れた。
まず、1回目にアリスが小さくなった記憶はあるけど、そのあとどうやって次の部屋に進んだのか全然記憶がない。
見てみたら、
①瓶に入っている薬を飲んで小さくなる
②小箱に入ってるクッキーを食べて大きくなる
→大きいままかもしれないと号泣、涙で部屋が水浸しになりドアノブが「小瓶を!」と叫びその小瓶に入ってドアノブの口から次の部屋へ。
という流れだった。いや、ドア開かないんかい!
次の部屋は海。このシーンの記憶が見事に一切ない。
ドードー鳥が出てきたり、波に濡れながら走り回って体を乾かそうとしたりしてた。
ここでトゥイードルダムとトゥイードルディー の双子がでてくる。
え、もうほんとにびっくりしたんだけど、これ今回新たにトラウマになったんだけど、あの双子、子供じゃないの!?
二人が帽子取った瞬間に若干悲鳴上げちゃった。えっ、生えてませんやん。
そうなってくると「いたずら好き」の意味合いが変わってくるじゃない。
あんなに執拗にアリスを追いかけまわしてたのが実はおじさんだったの…?
嬉々としてあのトラウマ製造機の「セイウチと牡蠣」の話をしてたの…?
ツムツムで『ヤングオイスター』が出てきたときになんのキャラクター?と思ってたけど知らない方がよかったかもしれない案件でした。
おつぎは白うさぎの家。かわいい。もうめっちゃかわいい。
キングダムハーツのあの柱時計はこの部屋のものだったのね~とか、あの落書きみたいなにんじんやうさぎの絵は映画通りだったんだ~とかひとしきり感動した。
またここでも、アリスが大きくなった記憶はあるもののどうやって小さくなったか全然覚えてなくて見ていたら、畑に生えてたにんじんをひっこぬいてかじって小さくなっていた。
そのあと迷い込んだ森の中では花たちの合唱。
個人的にはバタ付パンの蝶「バターフライ」(Bread and Butterfly)がかわいかったしおいしそうだった。
(ちょっと文字に起こすとオヤジギャグ感が否めないな)
合唱してる間はよかったけど、ヒソヒソ悪口言い始めて追い出すところ女社会って感じでやんなっちゃうわね~!
女社交界を抜け出すと、シーシャを吸う芋虫のもとへ。
アルファベットは語尾の母音なのかな?調べてみたけど出てこなかった。
who r(are) u(you)とかは英語圏の人がチャットとかで省略するときに使うって聞くけどそれなのかな?リボンの形の煙かわいかった。
チェシャ猫との遭遇シーン。何の話をしてるのかほぼ不明。
このお話自体何の話をしてるのかほぼ不明だから仕方ないような気もする。
アリスの中でも一番好きなシーン。
Very merry unbirthday to you!何でもない日おめでとう!
(個人的にはお誕生日じゃない日おめでとう!)の訳のほうが好み。舞浜行きたい…ぐるぐる回りたい…
帽子屋の10/6は、日付じゃなくて「10シリング6ペンス」で、帽子の値段のこと。
なぜ彼がマッドなのかというと帽子の製造工程で使われる水銀によって、帽子屋さんはしばしば水銀中毒になっていたことから。
ちなみに3月ウサギの名前の由来
三月ウサギは、「三月のウサギのように気が狂っている」(Mad as a March hare)という、当時はよく知られていた英語の成句をもとにキャロルが創作したキャラクターである。この成句は繁殖期である三月に雄のノウサギが見せる落ち着かない振る舞いを示している[1]。ただし実際にはノウサギの繁殖期は8か月の長さにおよび、三月だけ特に繁殖行動が盛んになるというわけではないらしい。このノウサギの繁殖期の観察を行ったアンソニー・ホーリーとポール・グリーンウッドという科学者は、デジデリウス・エラスムスの句に「沼のウサギのように狂った」というものがあり、この沼(marsh)が三月(March)に転訛したのだと述べている[2]。-wikipedia
さらに眠りネズミがティーポットに入ってるのは英国で昔、ネズミ(というかヤマネ)を、ティーポットで飼う習慣があったかららしい。
やっとウサギを追いかけるのをやめて家に帰ろうとするアリス。よくここまで追いかけてきたわ。
不思議な生き物たちに遭遇しながら、やっと帰り道(?)がわかった矢先に顔がホウキになってる犬に道を消されてしまう。
ここ見覚えある~!せっかくアリスが帰ろうとしてるのにひどい!って思った記憶。
どうやって女王様のシーンになったんだっけ?も忘れてたけど、
チェシャが木の枝をひねると幹が開いて城へのショートカット出現。
ハートの女王、最初はアリスのこと気に入ってる様子。
Yes your Majesty (直訳すると、あなた様の栄光。だからyourなんだね~)
highnessとの違いはなんなんだろう?
最初ウサギはハイネスって呼んでるし、女王アリスにはマジェスティって呼ばせてるよね?裁判の時はウサギもマジェスティ呼びだわ!
その者たちの首をはねよ!はOff with their heads!
マッドハッターに帽子を脱ぎなさいっていうときはOff with your hats!
このあたりが言葉遊びなのかな?
結局どういう結末になるんだっけ?も忘れてたけど、お茶会組が大荒らし。
アリスが巨大化。強気で物申すけどきのこ2個同時に食べたから縮小。
なんで1個にしとかなかったのかしら。
Off with her head!
というわけで逃げるアリス。(このあたりのメロディー舞浜でよく聞く気がする)
今までの登場人物たちせいぞろいで出てきて…夢オチ。
約75分の映画なのに、100分超えの映画を観たような濃厚さでした。