【アニメ】3D彼女 リアルガール感想まとめ ネタバレ(?)あり注意【感想】
※完全に個人的な感想です。
<想定していた 3D彼女>
オタクで2次元至上主義のつっつん。充実したオタライフを送っていたある日、突然3次元の美少女に告白される!?
「何かの罰ゲームだろ…」と疑いながらも彼女の猛アタックから本気だとわかり、戸惑いながらも付き合うことに。
しかし、彼女は実は未来から来たオタク矯正アンドロイドだった!
未来の世界ではコミュ障が蔓延し、人類の生産性は著しく低下。世界は破滅の一途を辿るというスパコンの予知結果が出ていた。
そこで過去の20xx年までさかのぼり、オタクたちの興味を2次元から3次元に移させることでコミュ力を向上させ、破滅を回避する政策がとられた。
そのために開発されたのがオタク矯正アンドロイド「3D彼女」。そのプロトタイプである”色葉”がランダムに選ばれたつっつんのもとに派遣されることになった。
しかしオタクはそう簡単に矯正などされない。つっつんの2次元へのこだわりと優しさに触れているうちに、色葉はアンドロイドながらも本気でつっつんに惹かれていく。
「私は、2次元を好きなつっつんも、好きだよ。」
矯正プログラムを遂行しようとしない色葉に、未来政府は撤去を命じる。
しかし離れたくない色葉は必死の抵抗。『タイムワープの存在を過去に知られてはいけない』という掟のある未来政府。その掟を逆手に取り、色葉を失いたくないつっつんもオタクの底力を発揮。撤去のための罠をしかけてくる未来政府に対してPCスキルとオタ知識で反撃…
っていう話だと思ってたんですよ。
アニメの見過ぎかな。
見てみたら完全に少女漫画でした。アンドロイド一人も出てこなかったよ…
コミュ障のつっつんが恋愛や友情を通してだんだん成長していく系のお話でした。
モブたちのつっつんの扱い(「オタク、根暗キモい。お前ら関わらないほうがいいぜwwww」っていういじめのオンパレ)は違和感がすごくあったなあ。
転んだ女の子助けたら罵られるとかね。
多分、つっつんのビジュアルがイケメンが前髪伸ばしてメガネかけただけ感があるからっていうのもあると思う。(少女漫画だし、これでリアルにキモオタ書いててもそれこそどの層が見るんだって感じになっちゃうから仕方ないんだろうけど)
オタクということだけでいじめられるイケメンっていうなんか感情移入しづらいキャラになっちゃってるんだよな…
つっつんの性格は「あ~自己肯定感の低いコミュ障あるあるだな~」って感じ。
こじらせちゃった系。ただ、恋愛初心者すごいよく頑張ってると思うんだけど周りの評価がなかなかに厳しくてかわいそうだな~ってなった。
「彼女なんだからヤキモチ焼いたとか言えばいいじゃん!…」まではいいんだけど「だって相手はあの根暗オタクのつっつんだよ!?」は余分じゃないかなあと思ったり。
「悪気があるやつがやることより、悪気がないやつがやることの方がたちが悪い」とか
「チャラチャラしたやつの『おふざけ』がこっち(コミュ障)にとっちゃ大ダメージなんだよ!」とか、あーたしかになー。と思うセリフは多かったかな。
名言がカットインされてくるのはちょっと「ん?」ってなったけど。
色葉ちゃんは偏見なく人のことを見れる子だけど、人の家の窓に石投げたり、付き合ってもないつっつんに突然キスしてみたり割と行動が突拍子なくてびっくりした。
石井ちゃんは最初っから「つっつんオタク根暗キモい」を全面に押し出してくるけど恋愛ベタ、友人関係ベタな主人公たちの姉御肌みたいになっていく。ぬるっと入ってきたなーって印象。
高梨はさてさていろはちゃんを奪うためにどんなアプローチをかけてくるんだぁ??と思いきやこれまた友達の輪にぬるっと入ってくる感じ。登場時の取り巻きズはどこにいったんだろう…?
ふわっといい子たちが集まった、やさしいせかいってかんじでした。
『半年』の伏線を回収せずに終わっちゃったり、11話あたりの作画崩壊が凄まじかったりっていうモヤモヤあり。